気象研究ノート第206号
「北極振動」

本書は気候分野で最近話題の「北極振動」に関する初めての日本語の参考書で、 異常気象や気候変動に興味のある方に最新の知識を提供する価値ある一冊です。

北極振動(Arctic Oscillation:AO)は北半球冬季に卓越する変動でエルニーニョと ともに北半球の気候変動の新しい主役です。 冬季の日本の気候とも密接な関係にあります。 冬季に成層圏の変動と結びついており、 成層圏の方が先に変動することから長期予報への応用も期待されています。 また地球温暖化によりAOはプラスになるといわれており長い 時間スケールの気候変動とも深いかかわりをもっています。 本書は読者を気候変動研究の最前線に案内いたします。

編集:山崎 孝治(北海道大学)
約200頁、2004年7月5日発行。
会員2,550円、会員外3,550円
(気象研究ノート編集委員会)


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