日本気象学会 2002年度春季大会
 

会期  :2002年5月22日(水)〜24日(金)                

会場  :大宮ソニックシティ(さいたま市桜木町1-7-5 ソニックシティビル)

             *会場に関する詳細については http://www.sonic-city.or.jp/ を参照して下さい

 

大会実行委員会担当機関:国立極地研究所

大会実行委員長    :山内 恭

             

当日の会場への連絡先:大会実行委員会事務局 (大宮ソニックシティ7階会議室702号) 

                            TEL: 048-647-4168(大会実行委員会事務局直通),

                            FAX: 048-647-4159(宛先に「気象学会事務局の会議室702号」と明記して下さい)

 


大会行事予定
 
 A会場   :小ホール(2階) 
 B会場   :市民ホール401+402(4階)
 C会場   :市民ホール403(4階)
 D会場   :市民ホール404(4階)
 ポスター会場:展示場(B1階)
 総会・シンポジウム会場:小ホール(2階)
 受付     :市民ホール401-404前(4階)
 大会事務室  :会議室702(7階)
 懇親会    :市民ホール403+404(4階)

( )は講演数,ポスター発表は概要紹介後ポスター会場で講演 
    A会場     B会場     C会場     D会場
5月22日
(水)

    



    
  




 
09:30〜
13:00



 
専門分科会:
(15,A101〜A115)
「気象学における地球環境問題」

 
専門分科会:
(12,B101〜B112)
( 4,P192〜P195)
「熱帯対流圏界面・遷移層」
 
専門分科会:
(15,C101〜C115)
( 5,P187〜P191)
「ウィンドプロファイラは如何に進歩し、発展するのか」
専門分科会:
(8,D101〜D108)
「夏の天候と東アジアの循環場」

 
14:00〜
17:00




 
一般口頭発表:
(11,A151〜A161)

ポスター概要紹介:
(29,P101〜P129)
キーワード: 大気境界層,降水システム 他
一般口頭発表:
(10,B151〜B160)

ポスター概要紹介:
(29,P130〜P158)
キーワード: 降水システム,物質循環 他
一般口頭発表:
(11,C151〜C161)

ポスター概要紹介:
(28,P159〜P186)
キーワード: 気候システム,中高緯度大気他







 
5月23日
(木)

    
    






   



 
09:15〜
12:15
   



 
一般口頭発表:
(10,A201〜A210)

ポスター概要紹介:
(32,P201〜P232)
キーワード: 熱帯大気,中層大気 他
一般口頭発表:
(10,B201〜B210)

ポスター概要紹介:
(32,P233〜P264)
キーワード: 降水システム,物質循環 他
一般口頭発表:
(11,C201〜C211)

ポスター概要紹介:
(31,P265〜P295)
キーワード: 気候システム,相互作用 他







 
13:15〜
15:35
総会
学会賞・藤原賞受賞記念講演
15:45〜
17:45
シンポジウム「21世紀の極域科学─今なぜ南極観測なのか─」
司会:和田誠 基調講演:山内恭,橋田元,松原廣司,大島慶一郎,青木周司,岩坂泰信,佐藤薫
18:00〜
20:00 
懇親会
   
5月24日
(金)

    
    
  
   


09:15〜
12:30




 







 
一般口頭発表:
(12,B301〜B312)

ポスター概要紹介:
(32,P301〜P332)
キーワード: 降水システム,気象予報 他
一般口頭発表:
(12,C301〜C312)

ポスター概要紹介:
(32,P333〜P364)
キーワード: 大気力学,観測手法 他
一般口頭発表:
(13,D301〜D312)

ポスター概要紹介:
(31,P365〜P395)
キーワード: 観測手法,放射 他
13:30〜17:00     専門分科会:
(16,B351〜B366)
「亜熱帯・熱帯東アジア の降水活動と陸面過程」
専門分科会:
(11,C351〜C361)
「新しい気象観測方法と未来の天気予報」

 
専門分科会:
(9,D351〜D359)
「GPS気象学」


 

 発表件数:466件(専門分科会86, 口頭発表95,ポスター285)        口頭発表の講演・質疑時間:4分と1分
 
大会参加費:
郵便振替による前納の場合 一般会員 2,000円,学生会員1,000円;
当日受付の場合は一般会員 3,000円,学生会員2,000円,非会員 3,000円.
 
懇親会費 :
郵便振替による前納の場合 一般会員 5,500円,学生会員4,500円; 
当日払いの場合は一般会員6,000円,学生会員 5,000円,非会員6,000円.

大会当日は混雑しますので,極力前納されるようお願いします.

なお郵便振替用紙は「天気」2001年12月号の末尾に挿入されたものを使い,5月9日までに振り込んで下さい.


 当大会予稿集に掲載された研究発表の文章・図表を複製あるいは翻訳して利用する場合には,日本気象学会の文書による.利用許諾を得た上で出所明示して利用しなければなりません.ただし著作者自身による利用の場合は,利用許諾の申請は不要です.
    本プログラムの記載内容に関する問い合わせは,〒305-0052茨城県つくば市長峰1-1気象研究所予報研究部内 講演企画委員会(e-mail:org-msj@mri-jma.go.jp)まで .

講演の方法
専門分科会
 ・持ち時間は各分科会毎に決められています.詳細は各分科会のプログラムをご覧下さい.
 
ポスター発表
 ・各口頭会場で概要紹介(1件30秒以内)の後,ポスター会場で講演を行います.
 ・奇数番号の発表者は11:00-11:30(大会1日目は15:30-16:00),偶数番号の発表者は11:30-12:00(大会1日目は16:00-16:30)には必ずポスターの前にいてください.
 ・講演者はポスターに表題と著者名を明記して下さい
 ・ポスター発表の一人当たり使用可能面積は,幅0.9m×高さ2.1mとなっています.ポスターの掲示の際,画鋲とセロテープが使用可能です.これらは各自で用意して下さい.
 ・ポスターの掲示可能時間は各日ともに09:15-17:30です.
 
一般口頭発表
 ・持ち時間は5分(講演4分・質疑1分)です.
 
 
機器の使用について
 ・全ての口頭発表会場(ポスター概要紹介を含む)でOHPが使用できます.
 ・一般口頭発表及びポスター概要紹介ではOHP以外の機器は使用できません.
 ・OHP以外の機器は,専門分科会及びポスター会場において,講演申込時に使用する旨を届け出ていた講演者のみが使用できます.
 ・PCプロジェクターを使用する際は予め以下の点をご了承ください.
 −パソコンは各自で持参して下さい.会場にはプロジェクターおよび接続ケーブルのみを準備し,パソコンは用意しません.
 −接続の確認は休み時間などを利用して講演者の責任で行っておいてください.なお,接続に要する時間も講演時間に含まれますので,そのつもりで準備して置いてください
 −突然の故障や接続ができないなどのトラブルが発生した場合も考慮して,最低限の発表が出来るだけのOHPシートも用意しておいてください.トラブルが生じて講演が不可能になった場合,実行委員会および講演企画委員会は一切の責任を負いません.
           

総 会
日時:大会第2(523) 13:15〜   
会場:大宮ソニックシティ小ホール   
議事次第
  1 .開会の辞
  2 .議長選出
  3 .理事長挨拶
  4 .学会賞授与
  5 .藤原賞授与
  6 .2001年度事業報告
  7 .2001年度会計報告
  8 .2001年度監査報告
  9 .2002年度日本気象学会総会議案
  10.2002年度事業計画案
  11.2002年度予算案の審議
  12.議長解任
 
           

シンポジウム 「21世紀の極域科学―今なぜ南極観測なのか」
 

日時:大会第2日(5月23日) 15:45〜17:45 

会場:大宮ソニックシティ小ホール  
司会:和田 誠(国立極地研究所)

趣旨

 南極観測開始40余年.まだ南極観測を続けているのですかと問われることもあります.現在,第43次南極地域観測隊が越冬観測に励んでいるのですが…
 極域は,地球温暖化やオゾンホールなど,人間活動の地球気候への影響が顕著な領域として位置付けられます.気候変化に多くの人々の関心が集まっている中,改めて,これまでの南極観測を振り返り,科学観測として将来に向けて継承すべきことや新たに発展させるべきことについて議論することは意義深いと考えられます.本大会シンポジウムでは,南極観測をテーマとして,21世紀の極域研究のあり方や,極域科学の魅力について討論しましょう.
 

基調講演

  1) 「南極観測の過去・現在・未来」                                  山内 恭(国立極地研究所)
   「ビデオ:南極観測隊員の1年」                                    橋田 元(国立極地研究所)
  2) 「気象庁の南極観測の取り組み」                              松原廣司(気象庁)
  3) 「南大洋域の観測の重要性」                                 大島慶一郎(北海道大学)
  4) 「地球規模の二酸化炭素循環−南極観測から明らかになったこと」   青木周司(東北大学)
  5) 「南極成層圏の水とエアロゾル:大気化学過程に与える影響を考える」 岩坂泰信(名古屋大学)
  6) 「新しい南極観測、南極昭和基地大型大気レーダー計画」          佐藤 薫(国立極地研究所)
総合討論

研究会のお知らせ
 
     大会期間中とその前後に以下の研究会が予定されています.興味のある方はご自由にご参加下さい.
 
第19回メソ気象研究会
日時:2002年5月21日(火) (大会前日) 13:00-16:00
場所:気象庁講堂(2階)
テーマ:「梅雨期の九州に見られるメソ対流系」
世話人:吉崎正憲(気象研究所),坪木和久(名大地球水循環研究センター),小倉義光(日本気象協会)
コンビーナ:加藤輝之(気象研究所)TEL: 0298-53-8636, FAX: 0298-53-8649,E-mail: tkato@mri-jma.go.jp
話題:
1)金田幸恵(名大地球水循環研究センター):長崎半島周辺における停滞性降雨帯(諫早ライン)の構造と発達過程に関する研究
2)吉崎正憲(気象研究所):1998年6月26日に九州西部で見られた地形性降水バンド(長崎ライン)に関する解析と数値実験
3)田代誠司(気象庁予報課):レーダーデータを用いた甑島風下側に形成される線状降水システムの解析
4)手柴充博(京都大学宙空電波科学研究センター):境界層レーダを用いた梅雨前線近傍のメソスケール擾乱(甑島ライン)に関する研究
5)茂木耕作(名大地球水循環研究センター): プロジェクトX-BAIU-99が捉えた梅雨前線の実態〜二本の線状降水域の起源を探れ:水蒸気前線の発見〜
6)加藤輝之(気象研究所):1999年に福岡に豪雨をもたらせたメソ対流系の発生機構とその構造
詳細なプログラムが決定次第,  http://www1.neweb.ne.jp/wb/crest-mcs/MSJ/meso19.htmlに掲載します.
 
3回気象庁モデルフォーラム
日時:2002年5月21日(火)16:00-18:00(大会前日,メソ気象研究会の後)
場所:気象庁講堂(2階)
概要:気象庁モデルフォーラムは、モデル開発に関わる事柄を中心に、研究者同士、また気象庁開発者との技術交流の場として、気象庁が開催するものです。数値予報モデルを用いた研究に興味のある方はどなたでも、当日お越しください。参加費は無料です。
話題:数値予報研究開発プラットフォームについて,他(詳しくはhttp://pfi.kishou.go.jp/open/mdlfrm.htm
をご参照ください)
問い合わせ先:藤田司(気象庁数値予報課)TEL: 03-3212-8341(内線3305)E-mail: fujita@npd.kishou.go.jp
 
オゾン研究連絡会
日時:2002年5月22日(水)セッション終了次第2時間程度
場所:大宮ソニックシティ市民ホール403(大会C会場)
内容:「対流圏・成層圏H2O観測の現状と今後 〜同位体比測定の有効性〜」をテーマに以下のお二方に講演をお願いしております.対流圏/成層圏の力学/化学/放射過程に興味を持つ方々のご参加をお願いします.
講演者1:庭野将徳(北大地球環境)「HALOE, MLS等のH2O観測からの対流圏・成層圏の最近のトピック」
講演者2:今須良一(東大CCSR)「ADEOS/IMGからのH2O同位体観測とその応用」
世話人:笠井康子(通総研), 川上修司,河本望(NASDA/EORC), 杉田考史(環境研), 村田功(東北大)
連絡先:村田功(東北大)TEL: 022-217-5776 FAX: 022-217-5775 E-mail: murata@pat.geophys.tohoku.ac.jp
 
シンポジウム「21世紀の大学・研究所の将来像」
日時:2002年5月22日(水)16:00-19:00
場所:大宮ソニックシティ市民ホール404(大会D会場)
概要: 21世紀を迎えた今日,気象学研究者の周辺においても,大学や研究所の法人化,省庁合併,新しい型の研究機関の創設など,情勢は大きく変動しています.このシンポジウムでは,まず,大学や研究所の実態をアンケート調査した結果を報告します.さらに,法人化など,大学・研究所などの動向を把握するとともに,我々にとってより良い研究環境を作り出すために,講演と総合討論により議論を深めたいと思います.関心のある方は是非お集まり下さい.
講演予定題目:
大学・研究所に対するアンケート結果
大学の現状と法人化 
研究所の現状と法人化
総合討論
コンビーナー:松田佳久(気象研連委員,東大理), 中島映至(気象研連委員,東大気候システム)
連絡先:松田佳久 TEL : 03-5841-4294 E-mail : matsuda@eps.s.u-tokyo.ac.jp
 
極域・寒冷域研究連絡会
日時:2002年5月24日(金)17:15〜2時間程度
場所:大宮ソニックシティ市民ホール404(大会D会場)
話題:
1. 一般講演:極渦縁辺領域の微細構造と物質混合
「極渦を想定した流れにおけるカオス移流による微細構 造の生成」水田亮(京大理)
「極渦縁辺領域に捕捉された小規模波動擾乱」冨川喜弘(東大先端研)
2. 2002年冬季北極観測報告
「北極航空機観測(AAMP02)」山内恭(極地研)
「SnowWhite At Ny-Aalesund (SWAN2002) - 北極における 水蒸気ゾンデ観測キャンペーンの速報」藤原正智(京大宙空研)
前半は極渦変動に関する一般講演です.冬季〜春季に現れる周極渦によって極域成層圏は孤立し低温となり,南極ではオゾンホールが形成される一因となります.強い極夜ジェットを境界とする極渦内外の大気交換は,主にプラネタリー波の砕波に伴って形成される微細構造を介して行われると考えられています.今回は,極渦縁辺領域に見られる微細構造と物質分布に関する最新の研究を2名の方に紹介して頂きます.後半は先の冬に行われた北極域の観測の報告をして頂きます.
代 表:木村龍治(東大海洋研)
世話人:平沢尚彦(国立極地研),中村尚(東大理学部),浮田甚郎(NASA), 高田久美子(地球フロンティア),阿部彩子(東大気候システム),佐藤薫(国立極地研),本田明治 (地球フロンティア)
問い合わせ先:平沢尚彦(国立極地研究所) TEL: 03-3962-5904 FAX: 03-3962-5704 e-mail: hira@nipr.ac.jp
           

保育施設斡旋について
 
 大会実行委員会では,会場周辺の公立,民間の託児施設に関する情報収集を行ってきています.利用を希望される方,或いは情報提供を希望される方は下記の担当者までご連絡下さい.例年通り,経済的な援助についても検討していますので,併せてお知らせいたします.
 連絡先:平沢尚彦(国立極地研究所)E-mail: hira@nipr.ac.jp, TEL: 03-3962-5904, FAX: 03-3962-5704

秋季大会の予告
 
 2002年度秋季大会は,2002年10月9日(水)〜11日(金)に北海道大学で開催されます.発表申し込み締め切りは2002年7月下旬頃となる予定です.