日本気象学会第29期・30期理事・監事合同会議議事録

日 時

 1998年6月18日(木) 13時30分〜15時55分

場 所

 気象庁内第3号庁舎 3023号室

出席者

 松野,関口,二宮,山岸,村松,住,藤部,新野,田中(博),木田,城尾,竹村,塩原,永田,廣田,笹野,菊地,田中(浩),山下,宮原,中村(一),篠原,藤吉,小川,神沢,中村(誠),徳野 以上27名
 その他の出席:事務局(島津,舘)

議 事

1. 第29期第6回理事会議事録の確認

2. 1998年総会議事録の報告・確認

3. 各委員会関連議事

〔庶務〕
* 1998年春季大会収支報告
* 平成9年度「法人税」および「法人都民税・事業税」の納付 --- 5月25日
* 「第11回国際女性技術者・科学者会議」の寄付金領収書等の受領 --- 6月9日
 国際観光振興会会長より (第29期第6回理事会議事録参照)
* 電子図書館サービス利用申請の提出 2名分 学術情報センター宛 --- 6月11日
* 「第15回風工学シンポジウム」第3回運営委員会(6月12日)の報告 --- 6月16日
 担当の内藤玄一会員より
 論文の応募状況,査読の予定,日程の確認(1998年12月 2〜 4日)等の報告.
〔会計〕
* 1998年5月の収支報告
〔天気〕
* Vol.45 No.6(1998年6月号)掲載記事と,Vol.45 No.7〜8号掲載予定記事の紹介
〔気象集誌〕
* Vol.76 No.4 (1998年8月号)掲載記事の紹介
〔気象研究ノート〕
* 1998年度の編集作業進捗状況の紹介と見通し
 6月から9月に190号以降の4〜5冊分を発行できる見込み.
〔講演企画〕
* 学会大会運営の見直し
 新しい形態定着まで,もう少し時間が必要だと考えられる,大会でのアンケートの回収状況が思わしくないが,さらに検討を続けたい旨,担当理事より報告.
〔総合計画〕
* 講演会の開催 (第29期第6回理事会議事録参照)
 気象業務支援センターと共催で講演会を実施するため,準備中.
* 地球環境科学関連学会協議会
 来月にも開催を計画中.
〔電子情報〕
* 1997年5月の気象学会ホーム・ページのアクセス状況 (61,638件)
 総アクセス数が1.5倍に増加,関連サイトへのリンクの他,春季大会のプログラム,英語ページなどが多く,これらでアクセスの半分以上を占める.
〔その他〕
* 地球惑星科学関連学会合同大会の報告
 5月28日,関連学会連絡会が開催され,次年度の幹事である北海道大学より次年度の合同大会について協議があり,1999年6月8〜11日,代々木青少年記念センターで開催することになった.
* 第20回宇宙ステーション利用作業部会開催の連絡
 宇宙開発事業団(NASDA)主催で,6月30日〜7月1日,砂防会館にて.

4. 会員加入状況

 新入会員43名を承認,退会3名の報告.会員数4,687名(内,通常会員4,156名).

5. 山本・正野論文賞候補者の推薦 --- 6月8日

 候補者推薦委員会からの報告.各理事の投票により決定することになった.

6. 堀内賞候補者の推薦 --- 6月11日

 候補者推薦委員会からの報告.各理事の投票により決定することになった.

7. 奨励金受領者候補者の推薦 --- 6月12日

 候補者推薦委員会からの報告.各理事の投票により決定することになった.

8. 科学研究費補助金に係わる審査委員候補者の推薦依頼 --- 6月3日

 日本学術会議地球化学・宇宙科学研究連絡委員会より「地球化学」について標記候補者を選ぶため,気象学会からもこの候補者の候補を推薦して欲しい旨依頼があり,適当な候補者を推薦することになった.

9. 引継事項

 第29期の各担当理事より第30期の役員に懸案事項等の引継

10. 理事長挨拶

 第29期限りで退任となる松野理事長より,以下の通り挨拶があった.

 4年間理事長を務め,大学,気象庁以外の人達も含めた開かれた学会を目指したが,必ずしも十分成果が得られなかったのではないかと反省している.その中で,合格者数2,000名を超えた「気象予報士」等を対象に講習会を開くことになったのは喜ばしい.
 もう一つは,プロの研究者を対象として,学会活動を活性化することを目指して,大会のあり方を見直し,昨年の春季大会より専門分科会とポスター・セッションを中心とする形態を開始した.この評価には今しばらく時間がかかるものと見られるが,会員間で密な議論を起こすという意味では,まだ必ずしも十分な成果が得られていないと思われる.
 賞のあり方については,推薦数を増やすため,受付を通年としたが,まだ関係者に徹底していないものと見られる.
 国際測地学地球物理学連合(IUGG)の2003年大会の招致,地球惑星科学関連学会合同大会など,関連分野の学会との連絡を強めるための試みを進めている.このように多くの問題を少しずつ手がけてきたが,これらの活動を学会の目的である気象の研究を深めることにいかに結びつけるか,今後さらに検討を進めていただきたい.


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