第31期第3回理事会議事録

日時

 2001年3月19日(月)13時30分〜14時35分

会場

 気象庁予報部会議室(気象庁4階)

出席者

 廣田、二宮、岩嶋、勝山、神沢、木田、澤井、竹村、田中(浩)、田中(博)、中澤、新野、藤部、藤吉、萬納寺、安田、山内、以上17名

その他の出席者

 舘(事務局)、大西(気象庁予報部)、藤谷(気象庁観測部)

議事

  1. 総会成立へ向けた取り組みについて

  2. 気象庁業務(予報・観測)の最近の動向について

    1. NAPS更新による主な数値予報モデルなどの改善の概要
      大西気象庁予報部業務課長が2001年3月のNAPS(数値予報解析予報システム)更新による主な数値予報モデルなどの改善の概要を説明した。これらの新しいモデルに関する情報はモデルフォーラムで一般社会や専門家向けに解説する。また、モデル自体の提供を行う。モデルに関する解説を「天気」に載せたい。モデル公開に関する公式な窓口は企画課であるが、原局の数値予報課でも対応する。理事会はこれらの説明に対し、モデルを提供するということを「天気」を通じて広く知らせて欲しいと要望した。

    2. 気象ロケット観測の終了及びウィンドプロファイラ観測網の運用開始について
      藤谷気象庁観測部管理課長が、1970(昭和45)年から続けられた綾里のロケット観測を2001年3月8日の打ち上げで終了したこと、4月から全国25ヶ所のウィンドプロファイラが稼働することを説明した。深尾教授を中心とした京都大学超高層電波研究センター(現在宙空電波科学研究センター)の開発した技術がこのプロファイラに応用されている事がプロファイラのパンフレットに明記される。プロファイラの観測データは業務支援センタを通して公開する予定。また、これまでのロケットによる観測のデータ集を作成する計画がある。理事会はこれらの説明に対し、「天気」にロケットによる観測に関する報告を載せて欲しいと要望した。

  3. 地球環境問題について

    次のような報告が行われた:委員会設置の趣旨についての原稿を早急に「天気」に投稿すること、及び4月前半に委員会を開催し、第1回目の講演会の開催の時期、場所、テーマ、講演者などについて具体的な話し合いを持つ予定であること。

  4. 2001年度総会資料について

    2001年度総会資料について検討を行った。

  5. 名誉会員について

    名誉会員推薦委員会の推薦に従い、5月の総会で新たに名誉会員を追加する事が確認された。


平成13年3月30日
社団法人日本気象学会

議 長 澤井 哲滋
署名人 勝山 税
署名人 萬納寺 信崇


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