職員の公募について(電力中央研究所)


財団法人 電力中央研究所では、下記のように、平成20年度の職員を募集して
おります。皆様の周囲でご関心のある方にお知らせ頂けると幸いです。4月20日
まで、募集しますので、よろしくお願いします。

申し込み手続き等の詳細は、当研究所のホームページ
http://criepi.denken.or.jp/jp/recruit/index.html
をご覧下さい。

以下、募集中の専門分野と当面の研究課題の内容です。なお、ここに記載され
ている「環境科学研究所」というのは、電力中央研究所の一部門です。

研究専門分野
大気モデル、陸域生態系カーボンサイクルモデル、環境科学

当面の研究課題
地球システムモデルの開発と予測

研究内容
 電力中央研究所では,「地球温暖化問題への対応」と「エネルギーセキュリティ
確保」を最優先課題として全所的に取組んでいる。環境科学研究所では,スー
パーコンピュータを活用し,大気海洋結合モデルを用いて温暖化予測研究を実
施してきた。これらの成果は,IPCCへの反映や国,電気事業のエネルギー戦略
立案に貢献してきた。H18年度から,近年,ますます顕在化する気候変化への
対応も重要との認識のもと,重点課題プロジェクト「温暖化影響の科学的評価
と適応(5ヵ年)」を開始し,米国NCARとの共同研究等を通じて,【地球システ
ムモデルの開発と様々な温室効果ガス排出シナリオに関する温暖化予測】,
【不可避的な気候変化による電力施設等への影響軽減のための適応研究】を実
施中である。このうち,【地球システムモデルの開発】では,大気海洋結合モ
デルをベースとし,全球の海洋,陸域生態系のCO2吸収量の数値モデル(カー
ボンサイクルモデル)の開発が重要課題である。このため,H19年度には海洋
分野において,海洋モデルとカーボンサイクルモデルの専門家を採用した。
H20年度には,気候・気象分野において,計算科学の基礎知識をベースとし,
大気モデル,カーボンサイクルモデルの専門家を採用したい。両モデルの
開発・利用の経験者は少ないと思われるので、大気モデルの開発・応用に経験が
あり、今後はカーボンサイクルモデルの開発・利用にも挑戦する意欲の
ある方も歓迎する。
 環境科学研究所では,森林,海洋の生態系研究者(生物系)も多数在籍しており,
これら研究員と協力して総合力を発揮することにより,地球のCO2吸収量評価や気候変化
が生態系に及ぼす影響評価研究について,長期的かつ着実に研究を推進するこ
とを期待したい。

専攻学科
気象・気候学,大気モデル,カーボンサイクルモデル,計算科学

学歴
博士/新卒・既卒/30才未満の方

以上