第28回夏季大学特設ページ
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今年のテーマは「大規模な流れから局地的な流れまで」です。
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【日時】 2006年8月3日(木)13:10〜17:00(受付12:30〜、開場13:00〜)
2006年8月4日(金)13:10〜17:00(開場13:00〜)
【場所】 大阪府立女性センター(ドーンセンター)
アクセス方法はリンク先から「施設案内」→「案内地図」へとお進み下さい。


【講演題目・概要】
1日目 「地球をめぐる風とその予測」
京都大学防災研究所 助教授 向川 均
中高緯度における異常気象と関連する大気大規模運動の変動とその予測可能性について講演する.まず,偏西風,惑星規模波,総観規模擾乱など中高緯度の大気大循環を構成する大気運動について簡単に説明した後,ブロッキングや北極振動など異常気象を引き起す大気循環変動の実態や,その形成メカニズムについて説明する.最後に,大規模大気運動の予測可能性の変動に関する最近の知見についても紹介する.
 
「高気圧や低気圧に伴う風」
大阪管区気象台天気相談所 所長 渡部 俊夫
周辺での風に注目した視点から、一般的な天気図に表される程度の水平的な広がりを持つ高気圧や低気圧の特徴をみていくとともに、低気圧に関する概念モデルの変遷などについても紹介し、いわゆる総観規模の大気現象に対する理解を深める。
 
2日目 「台風・雷雨・突風などの激しい大気現象と激しさの根源」
高松地方気象台 台長 大野 久雄
「静止気象衛星画像やレーダー画像、数値予報モデルの計算結果などから作成した動画」ならびに「竜巻やダウンバースト、ガストフロントなどの映像」を用い、以下の4点を中心にビジュアルに説き起こす。
(1) 大気現象の多重スケール構造。
(2) 台風本体とその周辺に存在する激しい降水域と、それらが存在する理由。
(3) 雷雨が広域的で激しくなる条件。
(4) 雷雨から生じる激しい突風の発生メカニズム。
 
「災害を引き起こす風」
京都大学防災研究所 助教授 丸山 敬
日本列島を覆う台風による強風場,本州を縦断する山脈のような大きなスケールの起伏から,局地的な地形によって引き起こされる地形性の風.さらに,都市上空を吹く風から,ビル風など建物まわりの気流まで,種々のスケールの風について,観測結果や数値シミュレーションの結果を使って紹介し,災害を引き起こす強風の気流性状と被害発生のメカニズムを解説する.
 


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問い合わせ先
大阪管区気象台技術部気候・調査課内
夏季大学事務局(土・日及び祭日を除く10〜17時)
Tel. 06-6949-6323


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