第35回夏季大学「新しい気象学」開講のお知らせ

〜 21世紀の気候を読む 〜

教育と普及委員会

主催: 日本気象学会

後援: 気象庁,日本地学教育学会,(財)日本気象協会,(財)気象業務支援センター


・この講座は最新の気象学の普及を目指して、毎年夏休みの時期に開催しています。小・中・高校で理科を担当しておられる先生方の他に、気象学に興味をお持ちの学生や一般の方を対象にカリキュラムを組んでいます。

 今回は、「気候」をテーマに取り上げます。21世紀はじめにあたり、現在までの気候変化を振り返ると共に、将来の気候を予測しようと思います。講義では、基礎知識から最近の知見や研究はもちろん、IPCCなどの報告書には書かれていない様々な苦労や裏話も紹介します。また、見学会では、気象庁の海洋観測船の見学を予定しています。

受講料: 一般5,500円,教員5,000円,気象学会員・学生4,500円(消費税含む)

日 時: 平成13年8月6日(月)(9時30分受付開始)から8月8日(水)までの3日間

会 場: 東京都文京区本郷7-3-1 東京大学本郷キャンパス内 東京大学山上会館

往復はがきの往信に以下の必要事項を、復信には宛先を記入してお申し込みください。受付次第、復信にて受講の可否をお知らせします。

  1. 「夏季大学参加希望」
  2. 住所・氏名
  3. 職業(学生%教員の方は、所属がはっきり分かるように記入して下さい。それ以外の方は、概略(会社員、団体職員等)で結構です。なお、気象学会員の方は「気象学会員番号」を、あわせて記入願います)
  4. 連絡先電話番号(平日日中に連絡可能なところ)
  5. 見学会への参加希望の有無
  6. テキストの送付先

    申込先 :〒100-0004 東京都千代田区大手町1-3-4 気象庁内 日本気象学会事務局

申込締切:平成13年7月13日(金)必着 ただし、定員(約100名)に達しましたら締め切らせて頂きます。

受講料支払方法:復信受け取り後、郵便振替によりお支払いください。受講料の振込を確認した後、テキストと受講票をお送りします。口座番号等は復信によりお知らせいたします。

・テキストのみ希望される方は、はがきに必要部数を書いてお申し込み下さい。テキストと振替用紙をお送りします。代金は1部1,000円と送料(実費)です。刊行部数が少ないので早めにお申し込み下さい。

・教科内容

日時 講義題目 講師名(所属)
8月6日(月)10:30〜12:00 「気候システム概論」 鬼頭昭雄(気象研究所気候研究部)
8月6日(月)13:15〜14:45 「過去2000年間の気候を読む」 三上岳彦(東京都立大学大学院理学研究科)
8月6日(月)15:00〜16:30 「新しい平年値の話」 勝山 税(気象庁統計室)
8月7日(火)9:30〜10:45 「オゾン層と温室効果ガスの観測・監視」 宮内誠司(気象庁オゾン層解析センター)
8月7日(火)11:00〜12:15 「世界の異常気象と気候変動」 中三川浩(気象庁気候情報課)
8月7日(火)13:15〜14:45 「気候モデルと気候予測」 野田 彰(気象研究所気候研究部)
8月7日(火)15:00〜16:30 「地球温暖化の影響」 原沢英夫(国立環境研究所社会環境システム部)

8月8日(水):13:30から14:30まで、希望者を対象(希望多数の場合、14:30〜15:30にも実施する予定です)として、気象庁海洋観測船「凌風丸」の施設見学を行います。

・お問い合わせ先

 気象庁内 日本気象学会事務局 Tel.03-3212-8341(内線2546) Fax.03-3216-4401