第38回夏季大学「新しい気象学」開講のお知らせ(最終報)

〜 気象実験 〜

教育と普及委員会

主催: 日本気象学会

後援: 気象庁,日本地学教育学会,(財)気象業務支援センター,日本気象予報士会


 日本気象学会は、最新の気象学の普及を目指して、小・中・高等学校の先生方と気象を学ばれている学生や一般の方を対象とした講座を、毎年夏休みの時期に開催しています。

 今回は「気象実験」をテーマに取り上げます。気象実験は、気象のしくみを直感的に伝える最適な方法です。一方、実験装置の作成と準備には、気象現象の理解が不可欠です。講義に、気象実験を通して教育を行ってきた専門家の皆様をお招きし、気象実験の意義や実験例を紹介していただきます。さらに、講義や実験の内容を理解していただくために、数多くの実験を体験していただきます。

開催日程 平成16年8月4日(水)から8月6日(金)までの3日間
初日9時から開場します。
講義会場 気象大学校 (千葉県柏市旭町7-4-81)
受講料 一般5,500円,教員5,000円,気象学会員・学生4,500円(消費税含む)

参加申込方法

 以下に示した必要事項のみを本文に記入し、件名(Subject)を「夏季大学参加希望」とした電子メール(宛先:metsoc-j@aurora.ocn.ne.jp)でお申込下さい。

1.「夏季大学参加希望」
2.住所・氏名
3.連絡先 (電話番号等、平日日中に連絡がつくこと)
4.必須としたい実験番号 (講義時間表にある実験を参考に、1-7の中から一つ選ぶ)
5.選択授業の講義英字名 (講義時間表にある選択講義を参考に、AかB)
6.テキストの送付先 (2と異なる場合のみ)
7.その他 教員または学生の方は所属を、気象学会員の方は「気象学会員番号」を明記してください。

 電子メールによる申込が出来ない方は、往復葉書でお申し込み下さい。その場合、必ず復信に宛先を記入し、「〒100-0004 東京都千代田区大手町1-3-4 気象庁内 日本気象学会事務局」宛に送ってください。

 なお、4.と5.に関して、実験チーム最大人数10名であることと、選択講義Aの定員25人であることから、希望通り受講出来ない場合があります。予めご了承下さい。

申し込み締切

平成16年7月2日(金)必着 教員を優先受付します。なお、定員70名、先着順とします。

テキストと受講票は、受講料の振り込み確認後送付します。

 

受講料振込方法

 参加申込受付後、返信にて郵便口座をお知らせしますので、そちらに受講料の振り込みをお願いします。受講料の振り込みが確認され次第、テキストと受講票を送付します。

テキストのみ希望される方

 葉書に、1.夏季大学テキスト希望 2.必要部数 3.送付先の住所と氏名 を明記し、気象学会事務局宛にお申込下さい。テキストと振替用紙をお送りします。代金は1部1,000円(送料込)です。刊行部数が少ないので早めにお申し込み下さい。

講義時間表

 1日目と2日目の午後に、実験実習を行います。7つのテーマを用意しておりますが、1人6テーマの実習となります。また、3日目午後の講義は、パソコンを用いた気象データ解析(講義A)と天気図を用いた天気図解析(講義B)からの選択とします。講義AではExcelの基礎知識を持っていることを前提として、講義を進めます。

  1日目
8月4日(水)
2日目
8月5日(木)
3日目
8月6日(金)
10:00-11:30
講堂
「気象実験」木村龍治
(東京大学海洋研究所名誉教授)
「地球流体力学」酒井敏
(京都大学人間・環境学研究科助教授)
「雲の物理学」山下晃
(大阪教育大学名誉教授)
13:30-16:30

1日目と2日目の実験は各実験室で1時間

3日目の講義Aは計算機室、講義Bは講堂
気象実験実習 7チームにわかれ、1日目と2日目の午後にそれぞれ3実験の実習を行います。実験のテーマと実演担当者は以下の通りです。 選択講義
実験1「氷晶」 水野量(気象大学校) 講義A(定員25名)
「データ解析と簡単な数値計算」
榊原均
(気象研究所台風研究部長)
講義B
「総観気象実習」
澤井哲滋
(気象研究所環境・応用気象研究部長)
実験2「雲」 水野芳成(気象大学校)
実験3「雨滴落下」 経田正幸(気象庁予報部)
実験4「重力波と風下波」 高野洋雄(気象研究所台風研究部)
実験5「傾圧不安定波とロスビー波」 浅野準一(気象衛星センターデータ処理部)
実験6「熱対流」 三浦郁夫(気象庁総務部)
実験7「雷」 道本光一郎(防衛庁)

お問い合わせ先

 気象庁内 日本気象学会事務局 Tel.03-3212-8341(内線2546) Fax.03-3216-4401