「国際極年の研究等実施計画案を募集中」のお知らせ

日本学術会議気象学専門委員会委員長  木田秀次(京都大学)

今から約50年前の1957年ー1958年にIGY(国際地球物理年)という大 型プロジェクトがICSU(国際学術連合)の下に実施され、数々の顕著な実績を上 げたのは皆さんよく御存知かと思います。その流れを受けて、50年後に当たる20 07年ー2008年に両極をターゲットにしたIPY(国際極年)を実施する動きが 進んでいます。それに対応して日本でもIPY4国内委員会が正式に今春に立ち上が りました。気象分野からは、委員として山内崇教授(国立極地研究所) が参加しています。

実情は、まだまだ日本での対応が遅れているという面がありますが、国際的には 「関連の研究テーマ」の募集がなされていて、その確定は来年の初め頃になりそ うです。提案の締め切りは、この8月3日ですので、 差し迫っています。

研究テーマの提案に関心のある方は急いで対応する必要があります。 (ただし、テーマが認められても予算が付くというものではなく、 予算を自前で持って研究参加するという趣旨です。)

関連の情報は、 国際委員会のホームページ: http://www.cpy.org/ で見て下さい。 また、提案に関する書式など国内委員会から「号外」情報として最近出された別途の 案内(文書ファイル(pdf))をご覧下さい。 問い合わせなどは、 その文書に示されたアドレスにどうぞ。また、工事中ですが、 http://www.scj.go.jp/ja/scj/kennrenn_sennmonn/極地研連/IPY.htm へも。