気象学会1998年度秋季大会行事予定

  A会場:宮城県民会館601(大会議室)  ポスター会場:宮城県民会館501、502(展示室)
  B会場:宮城県民会館602(中会議室)    
  C会場:宮城県民会館401(教養室)   大会事務室 :宮城県民会館603(小会議室)
  D会場:仙台市民会館小ホール       休憩室   :宮城県民会館403(和室)
  シンポジウム:仙台市民会館小ホール    懇親会   :仙台市民会館展示室
                                         ( )は講演数,− −は座長

┌─────────┬───────────┬───────────┬───────────┬───────────┐
│         │    A会場    │    B会場    │    C会場    │    D会場    │
├────┬────┼───────────┼───────────┼───────────┼───────────┤
│10月20日│09:30〜 │大気陸面相互作用   │メソ降水系1     │微量気体・物質輸送  │熱帯         │
│ (火) │12:00  │  (11,A101〜A111) │  (11,B101〜B111) │  (10,C101〜C110) │  (15,D101〜D115) │
│    │    │    −石田祐宣− │    −坪木和久− │    −井口敬雄− │    −石島 英− │
│    │    │           │           │エアロゾル      │           │
│    │    │           │           │  (4,C111〜C114) │           │
│    │    │           │           │    −渡辺征春− │           │
│    ├────┼───────────┼───────────┼───────────┼───────────┤
│    │13:30〜 │大気海洋相互作用   │メソ降水系2     │エアロゾル(続)    │雲物理        │
│    │16:00  │  (14,A151〜A164) │  (11,B151〜B161) │  (6,C151〜C156) │  (13,D151〜D163) │
│    │    │    −尾瀬智昭− │    −永田 雅− │オゾン        │    −山田芳則− │
│    │    │           │           │  (8,C157〜C164) │           │
│    │    │           │           │    −中島英彰− │           │
│    ├────┼───────────┴───────────┴───────────┴───────────┤
│    │16:10〜 │ポスター・セッション(A,B会場で概要紹介後,ポスター会場で講演)               │
│    │17:30  │                                      (P101〜P149)    │
├────┼────┼───────────┬───────────┬───────────┬───────────┤
│10月21日│09:15〜 │気候システム1    │メソ降水系3     │中層大気       │観測手法       │
│ (水) │11:30  │  (12,A201〜A212) │  (14,B201〜B214) │  (14,C201〜C214) │(9,D201〜D209)   │
│    │    │    −谷本陽一− │    −遠峰菊郎− │    −下舞豊志− │    −青梨和正− │
│     ├────┼───────────┴───────────┴───────────┴───────────┤
│    │13:00〜 │山本正野論文賞・堀内賞授与、奨励金贈呈                            │
│    │15:00  │理事長就任講演「新しい現象論・衛星観測のもたらしたもの」、山本正野論文賞・堀内賞記念講演   │
│    ├────┼───────────────────────────────────────────────┤
│    │15:00〜 │シンポジウム 「大気と海洋-地球温暖化をめぐって-」 司会:田中正之              │
│    │17:00  │           話題提供:真鍋淑郎・須賀利雄・中澤高清 コメント:石川孝一       │
│    ├────┼───────────────────────────────────────────────┤
│    │18:00〜 │懇親会                                            │
│    │20:00  │                                               │
├────┼────┼───────────┬───────────┬───────────┬───────────┘
│10月22日│09:15〜 │気候システム2    │中高緯度大気     │放射         │           
│ (木) │10:50  │  (9,A301〜A309) │  (8,B301〜B308) │  (8,C301〜C308) │           
│    │    │    −山崎信雄− │    −平沢尚彦− │    −深堀正志− │           
│    ├────┼───────────┴───────────┴───────────┤           
│    │11:00〜 │ポスター・セッション(A,B会場で概要紹介後,ポスター会場で講演)  │            
│    │12:15  │                          (P301〜P348)   │           
│    ├────┼───────────┬───────────┬───────────┤           
│    │    │スペシャル・セッション大気力学       │環境気象・境界層   │           
│    │    │「TRMMとその初期結果」│  (19,B351〜B369) │(16,C351〜C366)   │           
│    │    │  (16,A351〜A366) │    −石岡圭一− │    −福山 薫− │           
│    │    │    −中村健治− │           │    −中川清隆− │           
│    │    │    −中澤哲夫− │           │           │           
│    │    │ [13:00〜17:30]   │  [13:30〜17:30]   │  [13:30〜17:30]   │           
└────┴────┴───────────┴───────────┴───────────┘           

 発表件数:325件(口頭発表238,ポスター97)
 講演・質疑時間:7分と2分.
 座長予定者については,この原稿作成時(9月1日)までに連絡のとれない方もあり,ご迷惑をおかけする場合があるかも知れませんが,ご容赦願います.
 スライドを使う場合は,マウントに番号をつけ,上下をそろえて各会場の係員に提出して下さい.

  大会参加費:郵便振替による前納の場合 一般会員 2,000円,学生会員 1,000円;
       当日受付の場合は     一般会員 3,000円,学生会員 2,000円,非会員 3,000円.
 懇親会費 :郵便振替による前納の場合 一般会員 4,000円,学生会員 3,000円;
       当日払いの場合は     一般会員 5,000円,学生会員 4,000円,非会員 5,000円.

  大会当日は混雑しますので,極力前納されるようお願いします.
 なお郵便振替用紙は「天気」6月号の末尾に挿入されたものを使い,10月5日までに振り込んで下さい.

 



 当大会予稿集に掲載された研究発表の文章・図表を複製あるいは翻訳して利用する場合には,日本気象学会の文書による利用許諾を得た上で出所明示して利用しなければなりません.ただし著作者自身による利用の場合は,利用許諾の申請は不要です.
 本プログラムの記載内容に関する問い合わせは〒305-0052つくば市長峰1-1気象研究所予報研究部内 講演企画委員会(FAX:0298-53-8649,e-mail:org-msj@mri-jma.go.jp)まで。

  


シンポジウム

「大気と海洋−地球温暖化をめぐって−」

 日時:大会第2日(10月21日)15:00〜17:00
 会場:D会場(仙台市民会館小ホール)
 司会:田中正之(東北大学理学部)

 

趣旨

 地球表面の70%を覆っている海洋は,大気,海洋,陸域,氷圏の熱的慣性の大部分を担っており,地球上の熱輸送に大きく寄与し,大気中の水蒸気の大部分の供給源となっている。海面水温,海氷の広がりと厚さ,海氷上のアルベドと氷のない領域のアルベド,海面塩分,表面の二酸化炭素分圧などの表面の各要素の変動を通じて大気との相互作用が行われている。このように,海洋は,平均の気候状態,気候の年変化,および数千年におよぶ時間スケールの気候を決定する気候系の主要な要素である。
 本シンポジウムでは,このような大気と海洋の相互作用の重要性を念頭におきつつ,気候変化の将来見通しや気候変化における海洋の役割を大気海洋結合モデルによる計算結果をもとに,また,海洋の表面・表層を中心とした要素の長期的な変化の実態を観測・解析結果をもとに議論し,大気と海洋の相互作用に代表される気候システムの観測・解析・モデリングについての理解を深めるとともに,今後の研究・観測の展望を議論することを目的としている。

   基調講演
   ・「地球温暖化における海の役割」       真鍋淑郎(地球フロンティア研究システム)
   ・「北太平洋における大規模大気海洋相互作用」 須賀利雄(東北大学理学部)
   ・「炭素循環における海洋の役割」       中澤高清(東北大学理学部)

   コメンテーター
   ・「西太平洋域に見る海洋の年々変動」     石川孝一(函館海洋気象台)

 


研究会のお知らせ

 大会期間中とその前後に以下の研究会が予定されています.詳しい案内は以下をご覧下さい

 ・「気象学に開かれゆく世界」
メソ気象研究会
極域・寒冷域研究連絡会
第15回IGBP/GAIM研究会

  


講演企画委員会からのお知らせ

ポスター発表に関する注意事項(重要!)

●ポスターの掲示場所はポスター会場の壁面で、一人当たりの幅は約1mとなっています。高さについては、床面から天井(約2.5m)までがすべて使えます。
●ポスターの掲示の際、テープ類や釘は使用禁止です。ピンの使用についてはこちらをご覧下さい。(1998.10.07変更)
●ポスターの掲示可能時間は、
 ・第1日の発表者は10/20 09:30-10/21 12:30
 ・第3日の発表者は10/21 12:30-10/22 15:00
とします。

 

口頭発表の講演時間

 告示の際にもお知らせしたとおり、今回から口頭発表に「第1種/第2種」の区別はなくなり、一人当たりの発表時間は、全時間を申込件数で等分したものを目安として講演企画委員会が決定することとしています。
 今回については、講演時間を7分・質疑時間を2分といたしますのでよろしくお願いします。

 

春季大会の予告

 1999年度春季大会は,1999年4月26日(月)〜28日(水)に気象庁とKKR東京で開催されます.大会告示は「天気」12月号に掲載します.
 春季大会の発表申し込み締め切りは1999年2月中頃となる予定です。
 この大会は過去2回と同じく、一般発表と特定のテーマに基づく専門分科会とから構成されます。一般発表は原則としてポスターとしますが、ポスター会場のキャパシティに限界があることと、アンケートに寄せられた意見の中に、口頭による一般発表を希望する声があったことから、部分的に「口頭による一般発表」を導入することを検討しています。
 発表方法は講演申込時に選択できるようにしますが、必ずしも希望通りにはならない可能性があります。
 なお、現在、専門分科会のテーマ及びコンビーナーを募集しています(締切は10月14日)ので、ふるってご応募下さい。募集要項は「天気」8月号に掲載されています。

 


研究会のお知らせ

大会期間中とその前後に以下の研究会が予定されています.興味のある方はご自由にご参加下さい.

[ シンポジウム「気象学に開かれゆく世界」のお知らせ ]

日時:1998年10月19日(月)午後2時〜5時 (秋季大会の前日午後)
場所:宮城県民会館(日本気象学会秋季大会のA会場)

 テーマ1:共通概念としての「対流」をめぐって

   (講演者)柳澤孝寿   固体地球から
       吉村宏和   宇宙から
       酒井孝太郎  海洋から
       新野 宏   大気から

 テーマ2:地球フロンティア研究システムの概要

   (講演者)松野太郎

 主催:日本学術会議気象学研究連絡委員会世話人グループ

 

[ メソ気象研究会 ]

日時:10月19日(月)14:30〜18:50
場所:B会場(宮城県民会館602)

 テーマ:局地前線の形成と運動

 趣旨:
 局地前線はシャープな日変化を起こしたり、しばしば顕著なメソ現象のトリガとなるなど、毎日の天気予報にとっても油断のならない予測対象である。また、下層の大気質を支配する因子として大気汚染の予測にも重要である。
 これまで局地前線は数値予報の対象外としてその予測の判断は予報官の経験に委ねられてきた。しかし、局地循環の再現はメソ数値予報の改善のために避けて通れない問題である。数値予報モデルは解像度が向上し物理過程の表現も改善されており、局地循環や局地前線をあらためて予測対象として取り上げる時期である。
 局地前線の形成には大気地表面相互作用や地形が深くかかわっている。スコールラインなどの内部構造として形成される場合もある。また、密度差のために重力流として特殊な振る舞いをする。
 今回のメソ気象研究会では多様で複雑な局地前線に焦点をあてて、その形成(または変質)や運動のメカニズムを整理するとともに、数値モデルの改良や実際の予報の改善方法なども含め今後の研究課題について議論する。

 講演
[前半]座長:藤部文昭(気象研究所)
・中田隆一(気象庁予報課) 関東地方の局地不連続線と大気汚染
・中三川浩(仙台管区気象台)他 仙台平野に現れる局地前線
・甲斐憲次(名古屋大学)他 ライダーネットワーク観測から明らかにされた,ダスト前線の都心通過現象−1995年8月−
・藤部文昭(気象研究所)メソ前線の日変化と“暖気侵入型海風”の気候学的特徴
・吉門洋(資源環境研究所) 冬季関東地方に生ずる局地前線の観測的研究
・清野直子(気象研究所) 寒冷前線接近時に生じる局地前線の鉛直構造

 [後半]座長:里村雄彦(京都大学大学院理学研究科)
・萬納寺信崇(気象庁数値予報課) 気象庁数値予報モデル局地前線は(どのように)表現されるか?
・新野宏(東京大学海洋研究所) 局地循環と重力流の力学
・安田延壽(東北大学大学院理学研究科)他 熱的局地循環の鉛直スケールのパラメータ化
・斉藤和雄(気象研究所) 海洋性大陸上の日変化性対流の数値シミュレーション
・里村雄彦(京都大学大学院理学研究科)熱帯山岳地帯のスコールライン

 [総合討論]座長:岩崎俊樹(東北大学)
   〔コンビーナー:岩崎俊樹(東北大学)〕

 

[ 極域・寒冷域研究連絡会 ]

日時:10月22日(木)17:30頃〜2時間程度
場所:B会場(宮城県民会館602)

 1)一般講演:
・吉村悟(東北大学大学院) グリーンランド海およびバレンツ海におけるCO2循環に関する研究
・山崎剛(東北大学理学部) 寒冷域陸面過程のモデル化とシベリアへの適用
・菅原敏(宮城教育大学)  北極圏航空機観測(AAMP98)における微量気体観測

 2)南極観測第6期5カ年計画に向けての討論
代 表:木村竜治(東大海洋研)
世話役:平沢尚彦(極地研)
    高田久美子(国立環境研)
    阿部彩子(東大・気候システム)
    浮田甚郎(地球フロンティア)
    中村尚(東大・理)
    本田明治(地球フロンティア)

      

[ 第15回IGBP/GAIM研究会のお知らせ ]

下記の日程で第15回のGAIM研究会を開催します。
開催日時:1998年10月23日(金)午前9時30分〜12時
  場所:東北大学
  内容:招待講演(45〜60分)と自由発表(20〜30分)

 詳しくは、大会会場に掲示します。

 研究会では、地球圏と生物圏との間の相互作用を研究されておられる方の講演を募集いたします。希望者は、1998年10月12日(月)までに、講演題目をFAXかe-mailでご連絡下さい。

 

講演申し込み先:
  〒305 つくば市天王台1-1-1
      筑波大学 生物科学系 及川 武久
    (TEL&FAX) 0298-53-6661
    (e-mail) toecolog@sakura.cc.tsukuba.ac.jp

          日本気象学会1998年度秋季大会


              会期:1998年10月20日(火)〜22日(木)
              会場:宮城県民会館(仙台市青葉区国分町3丁目3番7号)
                 仙台市民会館(仙台市青葉区桜ヶ岡公園4番1号)