木村龍治 名誉会員のご逝去について

気象学会名誉会員の木村龍治先生におかれましては,2026年1月17日84歳でご逝去されました.

木村先生は独創的な室内実験と深い物理学的洞察を通して若手研究者を育て,地球流体力学の基本思想を国内に普及させました.木村先生は,大気・海洋のさまざまな現象の基本的な力学を,本質的なメカニズムに注目し,室内実験・理論・数値実験を用いた地球流体力学的手法により解明しました.また,「地球流体力学入門」をはじめとする幅広い著書や集中講義によって教育面でも大きな足跡を残しました.さらに,気象予報士会の初代会長,気象振興協議会会長を歴任し,研究・教育にとどまらず,気象学の発展と普及に多面的に貢献しました.
2003年には「地球流体力学研究の推進ならびに気象学の普及に関する貢献」により日本気象学会藤原賞を受賞されました.
また,2018年には「多面的な研究推進および研究者の育成に関する顕著な貢献」により日本気象学会名誉会員に推挙されました.

日本気象学会理事会は,木村先生のご逝去を謹んで会員の皆様にお知らせするとともに,そのご功績を偲び心からご冥福をお祈り申し上げます.

なお,ご葬儀は既にご親族のみで執り行われており,弔電・供花・香典の類につきましては固辞されていらっしゃいます.