2017 年春季大会アンケート結果の報告

2017 年 10 月 24 日  日本気象学会 講演企画委員会

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当委員会では、2017 年春季大会参加者を対象に Web サイトでのアンケートを実施しました。その結果を報告します。自由記述については、まとめの報告とさせていただきます。ご協力いただいたみなさま、ありがとうございました。

必須の選択式設問

自由記述欄に寄せられたご意見のまとめ

口頭発表時間の取り方について

一件あたり 15 分が望ましいという意見がかなり多い。最低でも 10 分、それより短いのは問題という意見も多い。時間確保の方策提案:

  • 会場を増やす
  • 件数を絞る
  • 時間割を見直す(中 2 日の午後の時間を短縮、など)
  • (ポスター会場についての意見より)もっとポスターに誘導する短いがやむを得ないという意見も多い。その他は:
  • 現在のやり方が良い
  • 午後のセッションは二分割する

など。

ポスター会場について

自由記述では狭いというコメントが多いが、十分だったというコメントも。その他は:

  • 見るスペースと通路スペースを分ける(広さにも関係する話。通行困難だったとのコメントが複数有)
  • 他の研究集会(例 JpGU など)に比して冷遇している印象
  • もっとポスターを増やして(魅力を増して)口頭発表が減るようにする
  • テーマ別に日程を分けてほしい
  • できれば会場は一つがいい
  • スペースは縦長より横長のほうが議論しやすい(一方で、幅は十分だったとの意見も複数有)
  • 長時間張っておけるといい
  • もっと時間を延ばすか、他のセッション中にも並行してできないか

大会会場・運営全般について 

  • JpGU と連続開催に関する意見がいくつかあった(一体化が望ましい、部分的 に JpGU に移し春季大会は縮小、会期を重ねないでほしい、連続開催はつらい)
  • 土日開催については賛否両論の意見が寄せられた。そのほか様々な意見が寄せられた。

大会全般(今大会に限らず)について

特に多数の意見が寄せられた(45 件)。そのうち 14 件が JpGU について触れている(別項目である「大会会場・運営全般について」でも数件意見あり)。

  • JpGU との連続開催はつらいので何とかしてほしいという意見は多数。 対策案は、JpGU への統合・合流(9 件)、JpGU との連携(春季大会を 残しつつ一部は JpGU に移すなど。4 件)、JpGU と期間を離す(1 件)
  • JpGU との日程の重なりはなくすべきという意見も。

予稿集に関する意見:

  • 電子化を評価する声複数。
  • 予稿集(電子ファイル等)を参加費に含めてほしい(その分値上げしてよい)など、電子化と絡んで現在の販売・料金体系の見直しを求める提案が複数。
  • 土日開催については賛否あり(運動会ピークを外してほしいという意見も)。その他多数あり。

セッションキーワードについて

(Q: 一般口頭発表のセッションは、講演申込時に選択(または自由入力)していただいたキーワードをもとに編成しています。現在のキーワード一覧には、「再生可能エネルギー」等の新しいものがありません。また、「相互作用」等の分野 を限定し難いものがあります。新しいキーワード一覧を作成するため、キーワードを 3 つまで自由記述でお書きください。) 以下では、「特になし」など提案でないものは除いた。

  • 「その他」で自由に記入ができてもいいのでは?
  • 大会に関する意見の欄に意見を記載した。
  • 成層圏・対流圏結合、極渦、放射気候再生可能エネルギー,
  • 熱帯降水  温暖化   学際研究 惑星大気、数値計算法
  • テレコネクション、雲放射フィードバック
  • 社会実装、都市気象、エネルギー気象
  • “再生可能エネルギー     太陽光発電、風力発電”
  • 情報利活用、データサイエンス、需要予測
  • “レーダー        降雪    観測”
  • 偏波レーダー  フェイズドアレイレーダー
  • 大気放射、エアロゾル、雲
  • レーダー気象、観測システム・プロジェクト
  • 減災  再生可能エネルギー  科学コミュニケーション
  • 再生可能エネルギー      気象ビジネス
  • 地球観測衛星、マイクロ波、降水特性
  • 計算科学、可視化、季節予測
  • 竜巻・突風
  • 微細気象・数値手法
  • 降雪  テレコネクション  機械学習
  • 地球システム、科学コミュニケーション、惑星気象学
  • 予測可能性、極端気象
  • セッション構成をみると毎回「中高緯度大気」セッションがやや寂しい。もとは副キーワードが乏しい からと想像されるが,結果として(寂しいセッションでの発表を避けるためのフィードバックが働いて) 中高緯度大気にマッチしそうな発表でも,気候システムまたは降水システムに分かれて投稿されている。
  • キーワード分類も含めた再編が望ましい。主キーワードで対象無限定の「相互作用」廃止にも賛成。
  • 「竜巻・トルネード・塵旋風」
  • 気象情報・防災情報、都市気候・都市気象、地球温暖化
  • 「気象百科」は今日では意味不明。わかりやすいものに改訂を。
  • 竜巻、データ同化、防災
  • 主:大気境界層,副:熱収支
  • 気候システムに局地気候が2つあるので1つを都市気候にしたら?主キーワードに気象ビジネスを入れては?