新田尚名誉会員のご逝去について

日本気象学会名誉会員の新田尚先生におかれましては,202342日に90歳でご逝去されました.

新田先生は,数値予報の研究分野において多くの業績をあげられるとともに,気象庁数値予報モデルの高度化に主導的な貢献をされました.また,世界気象機関(WMO)等による全球大気開発計画(GARP)を先導的に推進されました.さらに,幅広い著作活動を通じて,気象学の教育と普及にも多大な貢献をされました.

1982年に,「日本の数値予報に関する研究開発の促進と知識の普及及び国際交流への寄与」により日本気象学会藤原賞を受賞されるとともに,2008年には「数値予報高度化への貢献やGARPの推進並びに気象学の教育・普及」により日本気象学会名誉会員に推挙されました.

日本気象学会理事会は,新田先生のご逝去を謹んで会員の皆様にお知らせするとともに,そのご功績を偲び心からご冥福をお祈り申し上げます.