公開講座「今こそ学ぶ!徳島の災害リスクと備え」 京都大学防災研究所・徳島大学環境防災研究センター共催(2025年度・第36回)

京都大学防災研究所と徳島大学環境防災研究センターの研究者が、地震災害や豪雨・土砂災害、さらには それらが重なる複合災害の現状やメカニズムについて解説します。
徳島の災害リスクについて学び、災害への 備えを考える機会にしませんか?

日時 2025年9月13日(土) 13:00 ~ 16:55
受講形式 【会場・徳島】あわぎんホール〈徳島県郷土文化会館〉4F 大会議室
     【オンライン】Zoomミーティング形式
受講料 無料(ただし事前に受講申込みが必要です)
定員 会場150名/オンライン300名いずれも先着順)
対象 一般・実務者・大学生・高校生
備考 本講座は土木学会認定CPDプログラムです

★詳細・申込みはこちらから→  https://www.dpri.kyoto-u.ac.jp/news/23311/
———————————
【プログラム】
12:30-13:00 開場・受付開始

13:00-13:15 開会の挨拶
堀 智晴 京都大学防災研究所長/蒋 景彩 徳島大学環境防災研究センター長

13:15-13:45「ジオパークとしての四国山地の地すべり」
山﨑 新太郎 やまさき しんたろう
京都大学防災研究所 斜面未災学研究センター徳島地すべり観測所 准教授
四国山地では古くから地すべり地の上に人々が生活し、そして豊かな 歴史と文化が花開いてきました。 三好市と東みよし町に2024年に誕生した三好ジオパークはそうした地すべりが関係する景観や文化が重要な構成資産です。地すべりの災害としての側面の他に、学び・楽しむジオパークとしての価値を説明します。

13:45-14:15「地震と豪雨による複合的な水害・土砂災害」
竹林 洋史 たけばやし ひろし
京都大学防災研究所 気候変動適応研究センター 准教授
2024年に能登半島で発生した地震と豪雨による複合災害などを例に示し、地震によって発生した様々な現象が豪雨による水害・土砂災害のリスクを高くするメカニズムを紹介します。

14:15-14:45「それでも減らない土砂災害、今後は?」
蒋 景彩 じゃん じんさい
徳島大学環境防災研究センター 防災研究部門 教授
土砂災害防止法の施行から20年余りたっても、犠牲者数の減少傾向 は見られません。 昨年7月の松山市城山土砂災害調査や徳島県内過去の災害事例等から今後の防災対策を考察します。社会変化等に伴う新たな土砂災害リスクと備えについても参加者の皆様と考えます。

14:45-15:00 (休 憩)

15:00-15:30「日本列島周辺の沈み込み帯で発生するスロー地震」
西川 友章 にしかわ ともあき
京都大学防災研究所 地震災害研究センター 准教授
日本列島周辺のプレート沈み込み帯では、スロー地震と呼ばれるゆっくりとした断層滑り現象が頻繁に発生しています。本講演では、 南海トラフと日本海溝に注目し、これらの地域で見られるスロー地震の特徴や、巨大地震との関係について紹介します。

15:30-16:00「南海トラフ巨大地震への新しい備え ~徳島被災者支援プラットフォーム(TPF)~」
上月 康則 こうづき やすのり
徳島大学環境防災研究センター 危機管理研究部門 教授
私たちは、災害時に支援の「遅れ」「不足」「偏り」をなくすための、 新しい仕組み(TPF)を立ち上げました。このTPFの役割を紹介し、 県民の皆さんとどのようなつながりがもてるのかを一緒に考えてみたいと思います。

16:00-16:10 (休憩)

16:10-16:50 質疑(質問は会場受講者のみ)

16:50-16:55 閉会の挨拶
矢守 克也 京都大学防災研究所 副所長

16:55 終了

徳島の災害リスクと備え
徳島の災害リスクと備え