【電力中央研究所】電力システム・インフラ最適化に向けた先端的風況・気象解析評価技術(正職員)

電力中央研究所では以下の通り研究員を募集します。

■ 募集人員 ■ 任期なし研究員 1名

■ 所属 ■ 電力中央研究所 サステナブルシステム研究本部 気象・流体科学研究部門

■ 専門分野 ■ 気象学、流体工学、土木工学

■ 主たる業務 ■

当所では、電力インフラの安全な運用のために気象学や流体工学の技術を駆使した課題解決に取り組んでいます。近年、社会インフラは気象現象によって大きな恩恵を受ける一方で、深刻な損失にも直面するようになっています。気候変動への関心と対策の重要性がますます高まる中、気象データを多様な社会システム、とりわけ電力分野へ応用する技術が求められています。当研究では、エンジニアリングとサイエンスの融合領域において、次のようなテーマに挑戦しています。
・鉄塔周辺の建物や植生を考慮するマルチスケール予測モデルの高精度化
・都市部のエネルギー需要と再生可能エネルギーを結ぶ動態解析
・現在気象から将来気候までを見据えた電力システムの最適化提案(ダイナミックラインレーティングなど)
・衛星リモートセンシング情報や気象再解析データに基づくインフラ設計指針の高度化(送電用鉄塔設計標準など)
これらの課題に興味を持ち、共に新しい研究領域を切り拓く意欲のある研究者を募集します。

○研究・職務内容の一例
・電力事業者との対話を通じて、風況などの気象事象に起因する課題を抽出し、解決へ導くモデルやシミュレーション手法を開発します。
・送電設備の安全性向上を目指し、マルチスケール風況推定技術の構築・応用に取り組みます(流体解析ソフトウェアの開発・活用を含む)。
・データサイエンスおよびリモートセンシング技術を用いて、電力設備設計における評価誤差や不確実性の定量化を行います。


■ 応募資格 ■

・修士または博士課程修了者(新卒・キャリアいずれも可)

・気象学、流体工学、土木工学に準ずる分野を専門とされる方
・熱・流体数値計算の専門知識を風工学分野へ応用する意欲をお持ちの方
・上記分野に関連してリモートセンシング(風況観測・衛星画像処理など)を解析・モデル化に活用した経験を有する方

■ 着任時期 ■ 随時

■ 応募方法 ■ 当所採用HPよりご応募ください。

https://mypage.111.i-web.jpn.com/criepi/bosyu/career/search/detail.html?no=102

■ 問い合わせ先 ■

電力中央研究所 総務グループ 採用担当

saiyo@criepi.denken.or.jp

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