夏季大学2006


第40回夏季大学
テーマ:気象のシミュレーション
日時:2006年8月5日(土)~6日(日)
場所:気象庁講堂 (東京都千代田区大手町1-3-4)



講義内容と時間割

■ 8月5日(土)

10:00~11:30 気象シミュレーションの意義と役割 時岡 達志(地球フロンティア研究センター)
大気科学研究における高性能のコンピュータを用いた数値シミュレーション技術の 全体像をレビューした後、現業的な天気予報などの実用分野および気象や気候などの研究分野に果たす 意義と役割などについて講演する。

13:00~14:30 数値予報の歴史と現状、課題 増田 善信(元気象庁)
1950年代末に遡るわが国の数値予報の歴史的事実および近年の発展経過を、 それまでの経験などに基く天気予報と対比させながら回顧した後、現在の数値予報に基礎をおいた 天気予報の持つ問題点や今後の課題などについて講演する。

15:00~16:30 実際の数値予報:観測から予報まで 本田 有機(気象庁数値予報課)
気象庁では、2006年3月にスーパーコンピュータの更新を行い第8世代数値解析予報システム の運用を開始した。このシステムの概要を紹介すると共に、主にメソ数値予報システムに着目し観測から予報まで の流れについて最新の開発成果を交えて解説する。

 
■ 8月6日(日)

10:00~11:30 地球シミュレータを用いた顕著現象のシミュレーション研究 榎本 剛(地球シミュレータセンター)
この講演では、地球シミュレータ上の全球大気大循環モデルAFESの概要について述べた後、 大気顕著現象のシミュレーションの事例をいくつか紹介し、今後の大気シミュレーションについて展望する。

13:00~16:00 数値計算の基礎―簡単なモデルを例にしたシミュレーションの手順 大関 誠(気象研究所)
気象現象のシミュレーションを行うためには、対象とする現象を支配する物理法則を表現する 偏微分方程式(モデル方程式という)を解かなければならない。モデル方程式は一般的には解析的に(手計算)解く ことができないので、計算機を使って数値的に解かざるを得ない。本講義では簡単なモデル方程式を例にして、その数値化の方法や数値化によって得られる 代数方程式を如何に解くかの具体的手順をプログラム例とともに学ぶ。


■ 過去(第40回以降)の夏季大学のテーマ
第54回 2020年8月22・23日 雲の科学
第53回 2019年8月3・4日 降雪・積雪予測と雪氷防災の最前線
第52回 2018年8月4・5日 浸水・洪水予測と気象防災の最前線
第51回 2017年7月29・30日 新世代の衛星が切り開く新しい気象の世界
第50回 2016年7月30・31日 エルニーニョ現象と異常気象
第49回 2015年8月1・2日 地球温暖化入門
第48回 2014年8月2・3日 ザ・竜巻
第47回 2013年7月27・28日 台風学の最前線
第46回 2012年8月5・6日 北極温暖化と異常気象
第45回 2011年8月6・7日 気象観測技術の最前線(2)
第44回 2010年8月7・8日 気象観測技術の最前線
第43回 2009年8月1・2日 顕著現象の解析
第42回 2008年8月2・3日 気象のシミュレーションⅢ
第41回 2007年8月4・5日 気象のシミュレーションⅡ
第40回 2006年8月5・6日 気象のシミュレーション
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