今年の夏季大学の概要を公開し、受講の申し込みを開始しました。
夏季大学の詳細や申し込みは、こちらのページをご覧ください。
夏季大学は毎年夏休みの時期に、気象を学ぶ大学生や大学院生、気象予報士などを対象に開催しています。 今回の夏季大学のテーマは「極端化する気象と災害」です。日本は災害大国といわれます。近年、線状降水帯などによる豪雨災害がこれまでにない規模や頻度で発生しており、その背景には地球温暖化に伴う気象の極端化があると考えられています。一方で、冬季を中心とした大雪による災害もなくなることがありません。また、落雷による被害や林野火災の拡大も記憶に新しいところです。このような多様な気象災害に対して、観測・予測技術の高度化やリスク情報の社会への活用がますます重要になっています。今回の夏季大学では、こうした極端化する気象と災害のメカニズムや観測・予測の最新動向、さらに災害リスクの軽減に向けた取り組みまで、気象学と防災の最前線を産学官の幅広い視点から紹介します。参加者の皆様が、極端気象や災害の現状や背景を科学的に理解し、今後の社会や生活への備えを考えるきっかけとなれば幸いです。