2026年度日本気象学会小倉奨励賞受賞候補者の推薦募集

日本気象学会は,研究を本務としない方々が行う調査や研究を奨励するために,「日本気象学会奨励金」制度を1970年に設けました.その後,実践的な気象教育を進めている方々にも奨励するように選考範囲を拡げました.1999年には,「奨励金」を表彰に重点を移した「奨励賞」と改めました.また,最近は,狭義の気象教育にとどまらず,気象に関する普及活動についても奨励賞選考の際に考慮されております.さらに、2019年からは、小倉義光・正子基金の運用益を副賞等に活用することとし、「小倉奨励賞」と改めました.
小倉奨励賞候補者推薦委員会は,受賞者選定規程に基づいて候補者を理事会に推薦します.幅広く候補者を募りますので(候補者はグループでもかまいません。また候補者は日本気象学会員である必要はありません),下記の要領によって2026年度受賞候補者をご推薦下さい.自薦も歓迎します.なお,日本地学教育学会,日本理科教育学会および日本気象予報士会にも推薦募集案内通知の依頼をしております.

          記

●締切
 推薦書(メール)   2026年2月5日(木)
 添付資料(郵送) 2026年2月12日(木)
●推薦書の提出
 推薦書(自薦を含む)の様式(ダウンロードしてください).
 推薦書は、気象学会事務局(award@metsoc.jp)へメール添付でお送りください.
●添付資料の提出
 小倉奨励賞の対象となる活動の参考として添付資料がある場合には,重要なものから3点程度を日本気象学会事務局へお送りください.
送付先:〒105-0001 東京都港区 虎ノ門3-6-9 気象庁内
     日本気象学会事務局 小倉奨励賞候補者推薦委員会
●募集概要
1.気象学・気象技術に関するテーマについての研究・調査,初等・中等教育における気象教育の実践,気象学に関する普及活動の実践等を受賞の対象とします.
2.気象学・気象技術に関する調査・研究の分野では,研究を本務としないことが条件です.なお,候補者は日本気象学会員である必要はありません.
3.2026年度の小倉奨励賞贈呈は,2026年度秋季大会(関西で開催予定)で行います.
4.小倉奨励賞受賞者選定規程

【参考】2018~2025年度の「奨励賞」及び「小倉奨励賞」受賞者と研究題目
(25) 大矢康裕(山岳気象遭難の防止に向けた気象解析と啓発活動)
(24) 太田佳似(鳥類の生態に及ぼす気象の影響についての調査研究)
(23) 伊藤 忠(Webで得られるデータを駆使したメソ気象現象の調査研究)
  小気候団体研究会(市民との協働で実現させた恵那地方盆地霧及び木曽南部降雪の調査研究)
(22) 該当無し
(21) 岩嵜利勝(日常生活の気象変化の観察に根差した中学校気象教育の実践)
(20) 吉野勝美(航空機の安全運航に関わる大気現象に関する研究および航空気象に関する知識の普及・啓発)
(19) 髙野哲夫(山形県及び新潟県の気象解析のための数理モデルの開発)
  中山秀晃(WebGISを活用した関東地方の雨雪判別と降雪情報の開発)
(18) 松岡直基(北海道における吹雪・豪雨等の災害気象に関する普及啓発活動)

2017年度以前の受賞者

日本気象学会小倉奨励賞候補者推薦委員会
委員長(担当理事) 青栁曉典