夏季大学2008


第42回夏季大学
テーマ:気象のシミュレーションⅢ
日時:2008年8月2日(土)~3日(日)
場所:気象庁講堂 (東京都千代田区大手町1-3-4)


講義内容と時間割

■ 8月2日(土)

10:00~11:30 気候システムのモデル化から地球システムのモデル化へ 行本 誠史(気象研究所)
地球の気候をシミュレートする気候モデルは、地球温暖化予測において最も重要なツールとして世界中の研究機関で 開発が続けられてきている。そのしくみと最新の予測結果を示し、性能向上と不確実性の低減に向けた地球システム モデルへの発展について解説する。

13:00~14:30 季節予報モデルについて 新保 明彦(気象庁気候情報課)
本講演では気象庁で運用を行っている季節予報(1か月、3か月、暖・寒候期予報)を対象とした数値予報モデルの概要と、 短期、中期予報を対象とした数値予報モデルとの違いを中心に、数値予報結果の利用における留意点などを示す。

15:00~16:30 大気海洋結合系のシミュレーション 小守 信正((独)海洋研究開発機構地球シミュレータセンター)
本講義では、気候システムにおける海洋圏・雪氷圏の役割と、それらを含む大気海洋結合系の数値シミュレーションについて 概要を述べた後、近年注目を集めている中緯度域での大気海洋相互作用について紹介する。

 
■ 8月3日(日)

10:00~11:30 気候のための再解析 JRA-25 大野木 和敏(気象庁数値予報課)
長期再解析は、これまで蓄積されてきた観測データと最新の数値解析予報技術を 使って、過去数十年間の地球全体の大気の状態を精度よく再現する気候データを作成するものである。 再解析データは、過去の気候変動にともなう様々な現象の解析などに利用できる。 気象庁と(財)電力中央研究所がアジアで初めて実施した再解析JRA-25について、解説する。

13:00~15:00 JRA-25を使おう(実習) 海老田 綾貴(気象庁気候情報課)>
JRA-25データを用いて、季節や年変動といった気候の他、 水循環や異常気象の監視のための図を実際に描く作業を行う。


■ これまで(第40回以降)の夏季大学のテーマ
第54回 2020年8月22・23日 雲の科学
第53回 2019年8月3・4日 降雪・積雪予測と雪氷防災の最前線
第52回 2018年8月4・5日 浸水・洪水予測と気象防災の最前線
第51回 2017年7月29・30日 新世代の衛星が切り開く新しい気象の世界
第50回 2016年7月30・31日 エルニーニョ現象と異常気象
第49回 2015年8月1・2日 地球温暖化入門
第48回 2014年8月2・3日 ザ・竜巻
第47回 2013年7月27・28日 台風学の最前線
第46回 2012年8月5・6日 北極温暖化と異常気象
第45回 2011年8月6・7日 気象観測技術の最前線(2)
第44回 2010年8月7・8日 気象観測技術の最前線
第43回 2009年8月1・2日 顕著現象の解析
第42回 2008年8月2・3日 気象のシミュレーションⅢ
第41回 2007年8月4・5日 気象のシミュレーションⅡ
第40回 2006年8月5・6日 気象のシミュレーション
過去の夏季大学 開催一覧(PDF)