workshop2019

研究会「長期予報と大気大循環」(2019年12月2日開催)

 今年のテーマは「海洋の年々変動と大気循環 ~海洋現象と日本の天候の関係を改めて考える~」としました。エルニーニョ/ラニーニャ現象が日本や世界の天候に影響を与えることはよく知られていますが、近年では従来の統計的関係のみでは説明が難しい事例もあり、エルニーニョもどきやインド洋ダイポールモード現象などの熱帯の海洋の変動も、大気に影響を及ぼすことが指摘されています。また、太平洋南北モードによる影響や、中緯度における大気海洋相互作用など、新たな知見についての議論も行われています。
 今年度の研究会の概要は下記のとおりです。今回の会合では、熱帯や中緯度の海洋の変動が日本の天候に与える影響を中心に、海洋の変動のメカニズムも含めた幅広い観点からの話題提供を歓迎いたします。

 聴講される方は、当日に会場で受付していただければ参加できますが、気象庁職員以外の方は事前に事務局あて(extreme@met.kishou.go.jp)へ氏名・所属をご連絡いただけますと、当日の入館手続きがスムーズになります。
 会の終了後、懇親会への参加を希望される方は、11月27日(水)までに事務局あて(extreme@met.kishou.go.jp)へお問い合わせ願います。
 講演した方には、後日に当会のホームページに掲載する要旨(A4,4ページ程度)の提出をお願いしています。要旨の締め切りは2020年1月24日(金)とします。詳細は、会の終了後にメールにてご連絡差し上げますので、よろしくお願いします。
 

 日時 :2019年12月2日(月)14時00分~18時00分(終了時間を当初予定の17時30分から繰り下げました)
 場所 :気象庁8階 886共用会議室
       (旧名称:東管第一会議室、昨年までと会場が異なります)
 テーマ:海洋の年々変動と大気循環
       ~海洋現象と日本の天候の関係を改めて考える~
 連絡先:戸川裕樹、萬納寺信崇、千葉丈太郎
       (気象庁気候情報課、extreme@met.kishou.go.jp)

プログラム、要旨(pdf

座長:土井 威志(JAMSTEC)

1. 2019年夏から秋の海洋や大気循環場の経過
戸川 裕樹(気象庁気候情報課)

2. 熱帯域における海水温変動を規定するインド洋・太平洋・大西洋の海盆間相互作用
丹治 菜摘(筑波大学生命環境科学研究科)、植田 宏昭(筑波大学生命環境系)

3. The strongest IOD in the satellite-era: processes and impacts
Saji N Hameed(会津大学)

4. SINTEX-Fシステムを使ったインド洋ダイポールモード現象の予測
土井 威志(JAMSTEC)

5. 北半球冬季における海洋大陸周辺の対流活動変動からの遠隔影響 ~ ENSO vs オーストラリアモンスーン ~
関澤 偲温(東京大学先端科学技術研究センター)

6. 台風発生環境場とPacific Meridional Modeの関係
石山 尊浩(東京大学大気海洋研究所)

~ 休憩 ~

座長:竹村 和人(京都大学大学院理学研究科、気象庁気候情報課)

7. 多様なインド洋ダイポールモード現象
東塚 知己(東京大学大学院理学系研究科)

8. 黒潮とメキシコ湾流にて観測される海面水温の同期について
神山 翼(お茶の水女子大学基幹研究院)、三浦 裕亮(東京大学大学院理学系研究科)、木戸 晶一郎(東京大学大学院理学系研究科)

9. 季節予測システムで予測された2018年北半球中緯度高温偏差
小林 ちあき、石川 一郎(気象研究所)

10. 20世紀における日本周辺域の大きな海面水温上昇メカニズム
戸田 賢希、渡部雅浩(東京大学大気海洋研究所)

11. 海面水温データの不確実性が豪雨予測に及ぼす影響
飯塚 聡(防災科学技術研究所)

12. 夏季日本付近におけるロスビー波の砕波頻度と関連する大気大循環
竹村 和人(京都大学大学院理学研究科、気象庁気候情報課)、向川 均(京都大学大学院理学研究科)、前田 修平(気象庁気象研究所)

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